扇子の豆知識

世界で使われる扇子|フラメンコの奥深い世界に触れる

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フラメンコ

アンダルシア地方の伝統芸能として有名なフラメンコ。どんな物だったのかと思い返すと、漠然としたイメージしかないことに気づきました。

あれ?扇子を使って踊っていたよなーとか、カスタネットを両手で打ち鳴らしてるよなーとか。

確かに扇子は使われているのですが、フラメンコを行う上で、どの様に使われているのか?必ず使われるのか?など、色々と気になったので調べてみることに・・。

そこで得られた結論!フラメンコのこと、知れば知るほど奥深い物なんだなーと思いました。

フラメンコダンサーは女性だけではない!

多くの方がもしかしたらそう思っているかもしれませんが、男性のフラメンコダンサーもいます

私自身、何度も映像で見ましたが、キレのある動きで迫力があり、女性とはまた違う印象を受けました。

フラメンコの踊りの特徴は?

フラメンコはブラッソと呼ばれる手の動きと、サパテアードと呼ばれる床を踏み鳴らし、リズムをとる動きに特徴があると言えます。

また、どちらの動きにも音がつき物であり、ブラッソであればカスタネットの音、サパテアードであれば、つま先やかかとで刻まれる音がフラメンゴを盛りあげます。

ちなみにフラメンコでは、踊りのことをバイレと呼び、男性の踊り手をバイラオール、女性の踊り手はバイラオーラと呼びます。

じゃあ、フラメンコって名称はどこから着たんだ?と思われた方、それはフランドル地方です。

フランドル地方は現在、北はベルギー領、南がフランス領と国ではなく、数多くある地方の一つとなっています。

フラメンコには歌い手が重要な役割を持っている!

フラメンコの特徴として、歌い手の存在は欠かすことが出来ないピースの一つです。

そして、このカンテと呼ばれる歌い手の歌声は、踊り手を盛り立て、観客の気持ちも高揚させます。

私に、このカンテが歌声に心をムギュっと握られたことが何度となくあります。

ソウルフルな歌声に当てられやすいので、そりゃ心を握られますよ。

カンテにも男女がいる

カンテにも男性、女性の名称があります。日本のように、女性歌手や男性歌手っていうのは味気がないなーと感じます。

男性のカンテは、カンタオール。女性のカンテはカンタオーラです。

フラメンコは、歌い手のカンテと踊り手のバイレが基本構成となって行われます。

フラメンコには楽器弾きも必要ですよね!

フラメンコと言えば、あの激しいギターサウンドです。弦を弾くのではなく、激しく叩いて、情感溢れる音を紡ぐわけです。

激しく打ち込むから、フラメンコギターにはゴルペ板と呼ばれる保護板が表面に貼ってあります。

ギター奏者はトケ

フラメンコでギター奏者のことをトケと呼びます。ちなみにスペイン語で、ケ(que)は『』と言う意味になりますが、ギター奏者と何の繋がりもありません

フラメンコはギターだけじゃないですよね。そう!カスタネットも必需品です。

カスタネットはパリージョ

カスタネット奏者は、踊り子自身です。踊り子が両手に持って、ブラッソの動きの中でカスタネットを鳴らします。

パリージョは、利き手には高音が出るもの、逆手には低音が出るものを付けます。

ギターとカスタネットの他にも、フラメンコには打楽器が存在します。

しかし、見た目は四角い箱なので、打楽器と言っていいのか難しいものです。

四角い箱の正体はカホン

カホンはペルーに起源がある体鳴楽器と呼ばれる打楽器で、フラメンコの映像を見たことがあるなら、恐らく耳覚えのある音です。

意外とこのカホンが、良いテンポを生み出して、自然と身体が揺れ動くんです

この様にフラメンコには、様々な楽器が使用されます。

そしてさらに、フラメンコにとっては欠かせない物が掛け声や手拍子です。

掛け声と手拍子がさらにフラメンコを盛り上げる!

フラメンコにとって、ハレオと呼ばれる掛け声と、パルマを呼ばれる手拍子が必須です。

このハレオとパルマには、暗黙のルールがあります。

それは観客が気をつけなければならない部分であったりします。

暗黙のルール|ハレオをかける時は?

ハレオは、場を盛り上げる為に観客が演者に向かってかける声です。

花火鑑賞の『たーまやー』とか、『かーぎやー』とかに該当するのかな? って思いますが・・・どうでしょうか?

このハレオは、特に踊り手であるバイレの気持ちを盛り上げます。

もちろん、ギター奏者トケや歌い手であるカンテの気持ちも盛り上げます。

代表的なハレオの掛け声
  • オレ!・オーレ!素敵!という意味で、もっとも一般的に使われる掛け声です。踊り手の演技があまりにも素晴らしいと感激したことを表します

  • エソエ!その調子!という意味で、例えばギター奏者の技術を賞賛する時などに使われます。

  • ビエン!いいぞ!や素晴らしい!という意味で、それぞれの役割に対しての掛け声が存在します。バイラビエン!なら、踊り手を。カンタビエン!なら、歌い手を。トカビエン!なら、ギター奏者を賞賛します。

  • ちなみにビエンは、スペイン語では挨拶にも使われます。元気?と聞く時や、元気だよ!と返答する際にビエンを使用します。また、美味しいと伝える時にも使われます。英語で言うと、Goodの様な感覚で使われます。

  • ボニータ!かわいい!という意味で、これは日本でも何気に耳にする言葉ではないでしょうか?この掛け声は、女性の踊り手バイレオーラに対して使われます。

  • グアパ!美人!という意味で使われます。これもまた、日本でも耳にすることがある言葉です。ボニータと比較して、より大人な女性に対して使われます。

  • ブエン・ナルティータ!名人!という意味で使われます。こちらは男性のアーティストに使われる物です。ちなみにフラメンコでは、男性の容姿について褒めるのは、好ましくないとされます。

  • バモス・アジャ!さぁ、行こう!という意味で使われます。曲の出頭であったり、ステージの始まりに使われるスタートの掛け声です。

以上が、代表的な掛け声となります。

どれも楽しげであり、スペインらしさを感じるものとなっております。

フラメンコには、パルマと呼ばれる手拍子も欠かすことが出来ません。

今度はこのパルマについて、触れてみましょう。

暗黙のルール|パルマのポイント

パルマには、セコと呼ばれる弾けるような甲高い手拍子と、バホと呼ばれる空気を潰したように濁りのある低くこもった手拍子の2種類があります。

このセコとバホを使い分けながら、曲を盛り上げていきます。

ちなみに曲中に、観客がパルマを行うのはNGとされますので、お気をつけください。

そんな中で扇子はどう使われているのか?

こうして見ると、フラメンコには様々な決まりがあり、見るものを感動させる要素が沢山詰まっている物だと言うことが分かります。

そんなフラメンコの世界で、扇子はどの様な関わり方をしているのか?気になるところです。

フラメンコで使われる扇子

フラメンコで使われている扇子は、アバニコと呼ばれ、日本のそれとは若干違う装飾が施されています。

このアバニコは、主に踊り手であるバイレが踊りの最中に活用する物であり、とても優雅で印象深い味わいを与えます。

とは言え、日本舞踊の様な凛として優雅さではなく、そこはフラメンコらしい華やかな優雅さと言えるでしょう。

もちろん、共通点だってあります。それは折りたたみ方

扇子の機能性として、これだけは外せないものですからね!折りたためてなんぼと言ったところでしょう。

まとめ

さて今回は、世界で使われている扇子の第一弾として、フラメンコではどの様に活用されているのか?を取り上げてみました。いかがだったでしょうか?

弊社では純和風の扇子であれば、いつだって、オリジナル製作を承っております。お気軽にご相談頂けましたら幸いです。

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